第10回 「和の会」 平成15年3月23日(日) リーガロイヤルホテル京都
 第10回「和の会」が平成15年3月23日(日)リーガロイヤルホテル京都「北山杉の間」にて開催されました。当日は春到来を思わせる麗らかな陽気で、和田内科医院スタッフを含め総勢65名の参加がありました。
 午前11時開会。司会はいつもの通り横山 豊さんで、軽妙な口調で開始され、尾上 勉会長の挨拶のあと第1回より今回まで皆勤された今西御夫妻と田中節和さんに尾上会長より記念品が贈呈されました。
 その後、総会議事に移り平成14年度会計報告が行われ、佐々木 照さんより監査報告ののち参加者全員の拍手により承認されました。
 今回の講演は和田先生の「診察室こぼれ話 −誤診はこうして生まれる−」というタイトルで行われました。
 誤診のおこる原因は、非常に多忙で十分な診察をする時間がなかった時。患者さんの要領を得ず、問診が不十分で診察がいい加減になった時。患者さんが上司や親戚で何となく診察しづらかった時。あるいは予断、思い込みのため始めから診断の方向を間違えていた時。さらには未熟(勉強不足)で正しい診断に思い至らなかった時。などのようです。
 
 具体例として、酔っぱらいが腹痛と嘔吐で救急外来を受診し、飲み過ぎが原因と考えていたら実は心筋梗塞であった例。ウナギとかき氷を食べ腹痛で入院した老人が胆石ではなくこれも心筋梗塞であった例。かつて尿路結石で激烈な腰痛を経験した熟練医師が再び同様の腰痛で救急受診し、担当医が本人の説明を鵜呑みにしたため腹部大動脈瘤破裂の診断が出来なかった例。などが話されました。次々と誤診の話をされると、和田先生は大丈夫かな?と思いますが、思い込みを廃し、十分な診察を行い、また研鑽を積むことにより誤診しないように心掛けている。とのことであり今後も安心して和田内科医院を受診できそうであります。
 患者にとっては恐ろしい講演の後は恒例のバイキングでした。幡 清次さんの乾杯の発声で始まりメインディッシュ、ケーキまでカロリー計算を忘れて食事を愉しみました。ドリンクコーナーには酒、ウイスキー、ワインもありそれぞれ各自払いでしたが、ここも大変盛況でした。回を重ねるごとに初対面であった人とも親しくなり、一人で参加された方も退屈することなく同じテーブルの人達と和やか和気あいあいと楽しい一時を過ごされました。
 午後2時、佐々木 照さんの中閉のあいさつの後、皆様三々五々会場を後に家路に着かれました。

■KBS京都ラジオ「山崎弘士の満員御礼」−きょうの健康いきいき情報− 平成15年2月18日放送
  KBS京都ラジオ「山崎弘士の満員御礼−きょうの健康いきいき情報−」の電話でのインタビューが和田内科医院にありました。これは糖尿病に関する3週連続放送の2週目です。第1週は宇治市の土井内科医院 土井邦紘先生が出演しておられます。

山崎: 糖尿病の特徴は自覚症状が少ないことなのですね?
和田: その通りです。1型糖尿病は発症が急激であり口渇、多飲、多尿、倦怠感、体重減少などの自覚症状がありますが、糖尿病患者の95%を占める2型糖尿病は、発症早期には全く何の症状もありません。ただ、糖代謝が非常に乱れた時には前述のごとき口渇、多飲、多尿などの症状を認めることがあります。また時に身体の「かゆみ」特に女性では外陰部の「かゆみ」や、視力の低下などで糖尿病を発見されることがあります。

山崎: 自覚症状がないままに糖尿病は進行していくのですか?
和田: その通りです。徐々に血糖値が上昇し、慢性的に高血糖が持続すると色々な合併症が出現します。

山崎: では糖尿病はその合併症が恐いということですね?
和田: その通りです。合併症には急性の合併症と慢性の合併症があります。急性の合併症は著明な高血糖のために昏睡などの意識障害を来すようなものです。問題となるのは慢性の合併症であり、糖尿病に特徴的な3大合併症といわれる網膜症、腎症、神経障害と動脈硬化を基盤とする脳卒中、心筋梗塞、下肢の動脈閉塞による壊疽などがあります。
  山崎: どのような人に合併症は表れやすいのですか?
和田: まず血糖のコントロールの悪い人。そして罹病期間の長い人。発症早期には血管合併症は出現しませんが、5年、10年、15年と経つにつれ血糖コントロールが悪いと合併症が出現し易くなります。更に、血圧、コレステロール、喫煙、肥満なども関係しています。

山崎: どうすれば知ることが出来ますか?
和田: 例え自覚症状がなくても市民検診や職場検診など機会があれば必ず受診して下さい。そしてその結果をよく聞き、少しでも異常があればすぐに専門医を受診し指導を受けるようにして下さい。軽度の高血糖でも脳卒中や心筋梗塞は正常の人に比し2〜3倍多いというデータが出ています。家族に糖尿病の人がおられる方は勿論のこと、遺伝歴のない人も中年になって肥満、ストレス、運動不足などの人は必ず受診するようにして下さい。